3 Natural Turn ナチュラル・ターン

   

足型図としては一般に踊られているスロー・ワルツと大差はありませんが、踊り方には違いがありますのでそれをマスターしましょう。
通常のワルツの足型、回転量はナチュラル・ターン、リバース・ターンともに前半で135度(3/8回転)、後半も同じ回転量です。
したがって前後半を合わせて270度(6/8回転)です。

ウインナ・ワルツではホールの壁側に沿ってLOD上を直線的に移動しながら踊りますので、前後半合わせて360度(全回転)しなければなりません。
270度では90度(1/4回転)ほど回転量が不足しています。
そこで前半部で45度ほど多く回転することになります。後半部においても同じです。

このためウインナ・ワルツでは1歩目での前進、また後退するときには斜め前方、あるいは斜め後方に踏み出します。
極端に言うと横方向になるでしょう。ナチュラル・ターンですと右足は横方向になりますが、CBMとともに回転しながらの前進になりますので、斜め前方に前進している感じになると思います。
後退するときも同じようにCBMを伴いながら左足を横斜め後方にステップします。

ウインナ・ワルツは回転を継続していく踊りですからスロー・ワルツのように大きなライズ・アンド・フォールは必要ありません。
また大きなスウェイも必要ありません。たんたんと正確なリズムを貫いて踊ることです。
カウント1のステップはしっかりと床を捉えるようにし、カウント2への回転に繋げます。
ここでの回転はとても大きくなりますが、弾みを付けてしまうと体のコントロールができなくなってしまいます。
カウント3では体が流ないように、またライズしすぎないように注意して、体の回転を行うようにします。

前半と後半部とで2小節使っています。
音楽はほとんどが8小節、8小節という具合に演奏されていて、音楽を聴いているとその切れ目が分かるようになります。
ですから、ナチュラル・ターン(リバース・ターンも同じ)を2回繰り返すと4小節が必要です。4回繰り返すと8小節となります。

ナチュラル・ターンを踊りながらホールのコーナーに来たとき、回転量を少しずつ少なくしていくと楽に回ることができます。
急角度にコース変更をするとそれまでの勢いを殺いでしまうことになるので注意しましょう。

右回りも左回りもそればかり使って回転していると目が回ってしまうでしょう。
その時にこの音楽の切れ目を利用して右回りと左回りとを切り替えるとうまくいきます。

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        2015-02-09

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