7 Check チェック

   

リバース・ターンをチェックしてナチュラル・ターンへと続けるステップです。
あのコントラ・チェックとまったく同じなんですが、ピクチャーポーズしてゆっくりと踊る暇はありません

踊り方は
(4)のリバース・ターンでも触れておきましたが、フィガーの性質からリバース系の後に続けるものです。

リバース・ターンを4小節から8小節(2回から4回)踊りますとフロアによってはオーバー回転していかないと回りきれなくなりますし、またそれだけでなく先に目の方が回ってしまうでしょう。

回りきれなくなったホールの片隅でチェックをしてナチュラル・ターンに続けることも効果的だと思います。

また、リバース・ターンを踊り終わるときの向きによってはチェックではなく、チェンジ・ステップを踊るほうがいい場合もあります。

チェンジ・ステップはフォワードでもいいし、またバックワードの方が円滑に踊れることもありますから、時と場合によって使い分けることも必要になります。

チェックはあまり大きくすることはできませんので、確実にチェックして切り返しながら右足にしっかりと戻り、次の左足を後退させながら右回りに身体を回し、次の右足からナチュラル・ターンに続けると良いと思います。


ウインナ・ワルツの踊りを構成するとき、音楽的にフレーズが一致している方が好ましいのは言うまでもありませんが、実際にはそうはいきません。

一般にはナチュラル・ターンから踊り始めることが多いようです。

この場合も大体奇数小節から始めるようにしていますが、8小節か12、あるいは16小節続けていくとフレーズ的にはいいとしても、次の奇数小節からリバース・
ターンに入ることはできません。


チェックかチェンジのステップを1小節使いますから、リバース・ターンの始めは偶数目の小節から踊り始めることになってしまいます。

ここいらへんがフレーズ的に拘ってはいてもある意味いい加減さも考えておく必要があるのですね。


チェックはまた、後で紹介する左回りのリバー・フレッカールを4小節かあるいはそれ以上踊り、チェックをしてから右回りのナチュラル・フレッカールへと続けます。

フレッカールはフロアの真ん中に行ってその場でクルクルと回る華やかなフィガーです。

ナチュラル・フレッカールに続けるのが困難な場合には省いてナチュラル・ターンへ続けることもできます。

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        2015-02-09

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